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アスパラ栽培 »

温泉廃熱利用による観光農園プロジェクト

プロジェクトの実施体制

夕張リゾート(株)、建成産業(株)、北海道大学の三者が協定を結び実施しているプロジェクト研究で、夕張市役所とも連携を取り、産学官の体制で取り組んでいます。

2010年5月に発足した「食クラスター連携協議体」からも支援を受けています。

 

施設及び栽培作物について

ホテルマウントレースイ併設の温泉施設「レースイの湯」隣にハウスを設置。
冬季のアスパラガスの生産に取り組んでいます。

国産のアスパラガスが冬期に収穫できることは希少性が高く、ホテルマウントレースイ内で採りたてのアスパラを使ったお食事や売店での店頭販売、ハウスがホテルに隣接した立地条件を活かしてアスパラガスの収穫体験を提供しています。

右図:アスパラ収穫体験の様子

 

 

冬期アスパラガス生産の問題点

 北海道は11月頃から地温が低くなってしまい、日によっては凍結の被害が出てしまいます。
そこでビニルハウスを利用したハウス栽培を行うことになるのですが北海道の厳しい冬に対応するにはハウス内の暖房が不可欠となります。

1棟のハウスを暖房するのにかかるコストは冬期間だけで数十万円以上にのぼり、また大量の灯油を消費することから省エネルギーとは逆行した設備となってしまいます。

 アスパラガスの生産も例外ではなく、冬期の収穫、出荷を行うには暖房により加温されたハウス設備が必要となります。

 

解決策

冬期に莫大なコストを必要とするハウス栽培の問題点を解消する為、北海道大学・建成産業・夕張リゾートの三者が連携し、レースイの湯の温泉施設の機械廃熱と温泉廃湯を利用した冬期ハウス栽培施設の設置、運営が行われています。

 

 

 

 

 

左から順に。温泉施設内からハウスへの送風管  、ハウス内の送風内管 、温泉廃湯熱交換温水で栽培土を加温

温泉施設内の機械発生熱は送風ダクトを通じて直接ハウス上部に送り込まれます。
これにより、ハウス内の加温と同時にハウス上部の積雪を溶解することができます。
また、温泉廃湯は貯湯槽内で循環パイプ内不凍液との熱交換で出来る温水を循環させて栽培土を加温し、作物の生育を促進します。

 

ハウス設備運営による展望

1.国産農作物の提供

冬期間に北海道産野菜(国産アスパラガス)を生産できるようになります。

昨年度実績:収穫量 200kg (平成22年12月~平成23年3月まで)

2.加温ハウス設備の新たな形の提案

温泉廃熱・廃湯を利用した加温ハウスシステムの為、低ランニングコストで冬期の作物収穫ができるようになります。

3.観光農園ハウスの提供

ホテル併設の温泉施設近くにハウスの設置を行う為、観光・宿泊のお客様に農作物の収穫体験を提供することができるようになります。

4.食育環境の提供

道外からの修学旅行生や道内の農業高校生を対象とした食育の環境が提供できるようになります。